23.06.12 雨
2日続きの雨。
畑に入れないので、床屋へ行った。
普段、4ヶ月に一辺程度で髪を切ってもらう。昔からマメに切る方では無いので、ビフォーアフターは毎度毎度まあまあ変わる。
ここ数年、夏場はずっとバリカンで坊主にしていたけど、今年はハサミで整えて貰った。
ハサミの音が、耳元に近付いたり離れたり。忙しなくも、慣れた手つきなので、意外と落ち着く。
ぼんやりと、店内に流れるラジオを聴きながら、「何となく、野菜も育つようになったし、ガムシャラにのめり込む時間は過ぎたのかも知れない」なんて思ったりもした。
1000円カットなので短い時間で仕上げてくれる。さっぱりした。
家に、何がある訳でもないが、真っ直ぐ帰るか。
ドアを開けると、来た時より雨足が強くなったようだ。
しかし、よく降る。
まあ、季節柄仕方ないのだけれども。
23.06.27 田んぼでの出来事
1人農業なもので、田んぼでポツンと作業をしている。すると、不意に人の話し声が聞こえて来て、背中の毛が逆立った。
川の対岸には蓮田があって、たまに仕事をしている人がいるから、人の声が聞こえてもそう不審がる必要も無いのだけれど、何かおかしい。どうにも違和感が拭えない。
どうも声の出所が、川の向こうではなく、こちら側の様に思える。
しかし、田んぼまで来るのには、土手沿いの道か反対側の農道かのどちらかしか無いはずだけど、人の姿も足音も無い。声以外の気配は全くない。
違和感を抱えながら耳を澄ますと声のする場所がなんかおかしい。葦の草原の中から聞こえてくる様に感じた。
とは言え、まさか、いくら何でもこの中に人がいるとは思えない。
少しソワソワしながらも、仕事に追われていて、いつまでもは手を止めて聞き耳を立ててもいられない。そして、気付くといつしか声は止んでいた。
やはり結局、人の姿も見る事はなかった。
しかし、あれは何だったんだろう?
「奇跡のリンゴ」の木村さんも、UFOを見たとか乗ったとか言っていたけど、自然栽培に取り組むと、不思議体験をする脳の領域が目覚めるのだろうか?
はたまた、少し離れた所にいる人の声が、気流の関係でたまたま聞こえただけなのか?
今となっては知る由も無く、ただただ小さな出来事として記憶の隅で静かにしている。
コメント
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