23.12.20 ジャガイモの収穫
長い間、トラクターの修理をしていたので、なかなか畑へ行けてなかった。
結局、修理も終わらず、中途半端な状態で日記も記事も書けなかった。しかし、いつまでもジャガイモを放って置けないので、収穫する事にした。
管理機にディガーを付けて畑へ持ち込む。
10m程試しに走らせ、掘り取りの高さなどを調整しょうと工具を取りに車へ向かう。すると、エンジンが止まった。
工具を持って戻り、調整を済ませるとリコイルを引いてもエンジンがかからない。
参った。
何度も何度もリコイルを引くけど、虚しく時間を過ごすだけだった。
ホントに参った。
仕方が無いので、以降手掘り。
必死に頑張って、15m8畝掘って1コンテナとちょっと。
発芽が遅れて、芋の太りが心配だった。もしかしたら、次作の種イモも取れないかも知れないと思っていた。
しかし、種だけは確保出来そうで安心した。
ここで、種も取れなければ、農業自体続けられなくなるかも知れないと、そんな事が頭をよぎっていたのでホッとした。
しかし、よくよく考えてみると、微妙な所で諦めさせない、何か誰かの意思にでも操られているかの様で、キャバ嬢にハマるボンボンに自分を重ねて苦く笑った。
使えなくなった掘り取り機を、車に乗せなくちゃならないので、少し早目に片付けに入る。コンテナや道具を通路沿いに移動して、力技で掘り取り機を動かし、軽トラに向かって引っ張ったり押したり。全然進まない。以前、ネット動画で見た、ギヤを入れてリコイルを引く方法も試したが、これもダメ。
一か八かでエンジンをかけてみる事にすると、何故か一発でかかった。
今日は、働きたくなかったのだろうか?
彼の意思の様なものを感じた。
23.12.21 ジャガイモの収穫2
ジャガイモの収穫の2日目。
昨日使えなかった掘り取り機も、帰り際にエンジンがかかったので持って来た。
今日こそは頼むぞ。
50mの畝を1往復するのに25分位で掘れる。
とはいえ、この掘り取り機は、自分で走ってくれてる内はいいけど、タイヤが空回りしだすと押さなきゃならない。
結構重労働。
気合いと根性が試される。
エンジンはかかった。
昨日の調整の効果も出てグングン掘り進んでくれる。
土の水分が多めなので、ディガーに土が溜まって重くなる。タイヤが空回り始め、体を屈めて必死に押した。体が軋む。
収穫が終わったら2、3日休みたい。
1往復してジャガイモを拾い、2往復目と3往復目は、少し慣れてきたので一気に済まそうと思った。
あと少しで3往復目が終わる。と、思った時に異変が起きた。
クラッチワイヤーが切れた。
昨日もトラブル。今日もトラブル。
もう、感情を揺さぶられる余裕もない。
一旦休憩して、掘った分のジャガイモを拾った。
拾った場所は、取りこぼしを減らすためスチールの熊手で土を掻く。結構土に隠れたジャガイモが出て来た。この一手間重要。
昨日の2倍近く掘れた。
収量も大体2倍。
売り物になる大きさの物も少しある。
明日は、袋詰めして店に出そう。
その後、クラッチワイヤーを直して、時間があればまた収穫しよう。
23.12.22 ジャガイモの出荷と掘り取り機の修理
昨日までに収穫したジャガイモで、商品になりそうな物が少しあった。
なので、今日は袋詰めして、近所の直売所へ持って行った。
1袋650g入り170円。19袋出来た。
昼過ぎに出荷して、終業時間内4時間で5袋売れた。金曜なら、まあまあかな。
全部で後3回は出せそうなので、なんとか1万円にはなるだろう。少な過ぎるけど仕方が無い。
昨日壊れた掘り取り機も、クラッチワイヤーの張り直しで直るだろう。
今はもう無いメーカーの管理機なので、新しいワイヤーがあるか分からないけど、この機体は高速用と低速用で2本あるから、切れた低速用を高速用のワイヤーに交換するだけ。
今回は、これで乗り越えられるけど、次は加工が必要になる。
一応、新しいワイヤーを探しておくのも忘れてはいけない。シバウラの部品は、ヤンマーでの取り扱いがあったけど、今はどうなんだろう?ヤンマーは隣の市にある。年明けの、落ち着いた頃に行ってみよう。
2日続けての収穫は、ちょっとしんどい。今朝は、筋肉痛で体がガタガタだった。掘り取り機を直すのは時間がかからず、午後の2時頃には直ったが、今度は自分の体が言う事を聞いてくれない。3日連続のトラブル。という事で明日に備えよう。
23.12.23 ジャガイモの収穫3
体調が良くなったので、ジャガイモの収穫の続き。
今日は4畝掘った。内1畝は、小さい種イモを使って実験した畝で、ほぼ出来ていなかった。無駄に体力を使った。
掘り取り機を使いやすくするため、畝の端にスペースを確保する必要があり、少し手掘りし整地して広くした。大分作業が楽になった。
1列置きに掘った芋を1つの畝に集めて、芋の無くなった畝を熊手で掻く。土に隠れた芋が出て来るので、取りこぼしが少なくなる。
ちょっと大変だけど、大切な一手間。
今日も1コンテナと少し取れた。
今日収穫した分は、余り大きいのが無く、商品は4袋にしか出来なかった。植え付けの時に、種を大きい順から植えて、今日掘ったのが終わりの方の場所で、種イモが小さかったからかな。
種は、50g位はあった方がいいのだろう。
まあ、暑さのせいで発芽が遅れれば、50g以上あっても栽培は上手くいかない様だが。
これからも、暑い晩夏が続くんだろうか。
上手く発芽した所もあったけど、発芽が遅れた所との差は何んだったんだろう?
もし休眠が関係あるなら、休眠打破に傷を付けるのがいいと聞いた。
来年の秋作は、一応傷を付けて見ようと思う。
明日も、ジャガイモの収穫だ。
そろそろ作業に慣れる頃だろう。
はかどると助かる。
23.12.24 ジャガイモの収穫4
今日も昨日の続き。
4日目になると作業にも慣れて、楽にスイスイ進む。
掘り取り機で掘って、地表に出たイモを拾って行く。
土に隠れたイモを、スチールの熊手で掻き出して、また拾う。
そんな作業を、今日は6畝こなした。
昨日より2畝多い。
体も、疲労感が減っている。
何も言う事がない。
「来た、見た、勝った」の心持ち。
とは言え、収穫物に目を向けるとガッカリはする。
収量の少なかった去年でも、商品になるイモで、1畝1コンテナあったのに、今日は6畝掘って全部で2コンテナと少し。
商品になる分で、20袋はいかないだろうな。
まあ、仕方がない。
残り、7畝。
明日1日で終わるだろう。
来年からは、新しい畑へ移る。
明日、キッチリ終わらせて、明日以降は、自分の目指す土作りをしっかりやろう。
23.12.25 ジャガイモの収穫5
24日の続き。
残り7畝。
今日は、体力があるので一気に掘って、一気に拾おうと思う。
先ず1往復。残り5畝。
やはり、種が小さかった畝は悲しい状況。
なるべく見ない。
気を取り直して、次。
2往復目。残り3畝。
1日の中でも、機械の使い方がだんだん良くなる。
セキレイが、虫を食べに来た。
今日は、鳥を楽しむ余裕がある。
和むなあ。
3往復目。ついでに最後の1畝も掘る。
少し休憩して、7畝分イモを拾う。
量が少ないので体は楽。
収量が、2コンテナ半位。
今期全部で9コンテナ。
販売用になった物が40袋。
切らずに使う種イモが5コンテナ弱。
切って使う物が2コンテナ弱。
種に向かない程小さい物が2コンテナ弱。
問題が起きた時こそ成長のチャンス。と思う以外に、気持ちの持って行きようがない。
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